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”Web素材””画像素材”などを検索すると、膨大な数のいわゆる「画像素材屋さん」がヒットする。画像だらけである。
と思いきや、トップページに出てくるのはリンクばかりなり。素材を探しているのにいったいどこに素材があるのか。適当にリンクをクリックしてみる。
ゲッ。またリンク集。
いくらページを変えてもリンク集。「季節の素材」「可愛い素材」「風景壁紙」「アイコン素材」「クリップアート」・・・などなど、リンクの文字が画面いっぱいにひろがっている。人気ランキングなるものもあって、なにやらワクワクしながらそのページを開いてみると、またもやリンク集。
目当ての素材を見つけるのに何か特別なテクニックが必要なのだろうか。素材サイトは、まるで迷路である。
素材サイトでは、時々、わずかな確立で素材を見つけ出すこともできるようだ。
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やっと、画像素材にたどりついた。 すばらしい。
いや、ほんとにきれいに作り上げている。時間と労力と才能とがなければこんなにすばらしい「絵」は描けない。
・・・・・「でも使わない」
「だから、使わない」と言い換えてもいい。
すばらしい作品だからこそ使わないし、オリジナリティあふれる大好きな作品であるからこそ使わない。
そりゃそうだ。他人が描いたすばらしく個性的な画像を自分のWebサイトに採用しないだろう。
何のポリシーもなく即席のWebページを美しくするだけならその絵を貼り付けるのもいい。でもそんな方はほとんどいない。
自分のページに他人の絵は使わない。個性的であって、素敵であって、きれいであるほど使う気にならない。
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それじゃいったい「Webでの画像素材屋さん」の存在価値はいったいなんだろう。
「作品集」である。
「作品集」として存在価値があるのに、実態は「リンク集」である。
しかも堂々巡りの迷宮リンクで、欲しい画像は母をたずねて三千里。
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Web素材を作るならjpgかgifで充分である。写真を加工編集するならレタッチ系ソフト。
絵画風の絵なら主にペイントを使うことになる。イラストを描くならベクトル系だ。
でも、レタッチとペイントが一緒になっているソフトがほとんどだし、最近の優秀なグラフィックソフトはレタッチもペイントもベクトルも融合されてる。
と、これらはグラフィックには基本の基本のまた基本であり、このあたりを理解しておかないとグラフィックソフトは使えない。
基本ですらこれだ。グラフィックソフトを知らない方はなんことやらさっぱり分からない。本格的にやろうとすると手に負えない。
グラフィックソフトを使うには「どうしてもパソコンで自分の作品を作りたくてたまらない」くらいの意気込みがなければ無理でしょう。
とはいえ「作品を作りたくてたまらない」という方はいっぱいいらっしゃるからこそ、画像素材屋が存在しているわけですが。
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難しいのにますます高機能になっている本格的グラフィックソフト。
無料であっても、個性的だからこそ使う気になれない素材屋Webサイトの画像。
どうすればいいのだろう。
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彩彩畑は「高機能だ」とうたい文句にしていることがあるけれども、たいしたことはない。
市販のソフトと比べればその違いは明らか。ごく限られた画像を作ることしかできない。
でも「ごく限られた画像」。これが大事だ。
市販の高機能グラフィックソフトは、何でもできる。何でも出来るとわけがわからなくなる。
彩彩畑は、今からリストマークを作る、となればリストマーク専用のツールで操作できるし、
シームレスな背景画像を作りたいとなれば、それ専用のツールが用意されている。
時間と才能はないのに、個性的でありたいという我がままな方。IROMSFTのグラフィックツールを使ってみるのもいいのではと。
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作るのがいい。
みずからのサイトを否定してしまうことになるが、Web画像の配布素材屋は展示としての紹介場所といえそうだ。
Web素材は作るのがいい。まるで宣伝のようになってしまった。ばれたらしょうがない。まぎれもなく宣伝である。
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